文字と書のあゆみ ㉒木簡―漢代の実用書 文字と書のあゆみ 2025.08.13 人類三大発明の一つとされる紙。後漢の蔡倫(さいりん)製造説も、前漢の出土品より改良説に。しかし紙は後まで高価でした。 歴史に残す為の碑や刻石の外、実際に書かれたのが竹簡や木簡でした。 ㊀は三角柱の觚(こ)と呼ばれる敦煌出土の木簡。収筆の切れ味が速度感を伝えます。 ㊁は内モンゴル出土木簡。綴じた麻縄が「冊」字の由来を伝えます。草書風省略や抑揚も登場し、刺激的ですね。 (参考:大阪府立弥生博物館『世界の文字の物語』)
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