文字と書のあゆみ ⑳漢―隷書の黄金期

秦代に篆書の簡略化から出発した隷書。漢では古隷を経て、様々な書風が開花。

㊀は、前漢と後漢の間、新(しん)の萊子候刻石(らいしこうこくせき)。古隷から八分(はっぷん/近隷)への途上にある書。

㊁は隷書の典型とされる礼器碑で、筆の開閉と波打つリズムの波勢(はせい)・波磔(はたく)も出現し、豊かな可能性を開きました。

(参考:大阪府立弥生博物館『世界の文字の物語』)

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